2007年04月07日

インターネットオークション

インターネットオークションとは、インターネットなどの通信媒体を利用した競売(オークション)であり、ネットオークションと略称されることもある。

1990年代以降、インターネットなどの通信媒体を利用したネットオークションサイトが登場し、一般の人でも手軽に出品や入札ができるようになった。日本ではYahoo! オークション(1999年9月サービス開始)が国内最大手として有名で、他にも楽天やビッダーズなど、検索サイトやオンラインショッピングサイトが独自のサービスを展開、利用者を集めている。近年ではKDDIがauオークションを提供し、NTTドコモもオークション事業に進出するなど、携帯電話によるオークションも活発化している。

なお、ネットオークションサイト世界最大手のeBay(イーベイ)も2001年に日本へ進出したものの、日本では先行していたYahoo!に太刀打ちできず、2002年3月限りで撤退した。ちなみにYahoo!の場合、2000年代初頭に於いて毎日のべ700万件以上の物品が出展されているといわれる。現状ではYahoo!オークションが圧倒的に有名であり、かつ利用者も多い。出品手数料が3%から5%に引き上げられたがそれでも尚、利用者は大幅に減らずに取引が続けられている。この理由としてYahoo!オークションの知名度が高く、出品者、利用者双方とも集まりやすいためといわれている。

また、オークションサイトのシステム上で、出展者が落札者を・落札者が出展者を相互に評価できるシステムがあり、これによって落札者と出展者が、双方信頼しあった上で売り買いする事ができるよう配慮されている。

1999年から不動産オークションが解禁され、近年の不動産投資ブームとあわせて注目されており、今後さらなるオークション市場の広がりが予想される。


ネットオークションは数々の問題点をはらんでいるが、どれも抜本的な対策はなされていない。


詐欺・違法出品
出品者の本人確認が不十分なオークションサイトも多々あり、実際に販売する商品が存在しない・提供する意思すらないにもかかわらず商品を提示して、先払いなどで振り込ませた代金を騙し取る詐欺行為(→オークション詐欺)や、以下のような違法な商品が出品されるケースも見られる。

特に、違法な商品を出品する際、実物の名称をそのまま出すと即座に通報されて逮捕=有罪となるため、一般に聞き慣れない隠語や符丁などの暗号を用い、別の商品に見せかけるケースが後を絶たない。

コピーソフトや海賊版のビデオ・DVDなどで(企業の)著作権を侵害するもの個人の著作権を侵害するものについてはほとんど問題にされない。

偽ブランド品やコピー商品などで商標権を侵害するもの(偽物であることを明示した場合であっても同罪となる)
特に悪質なケースでは、偽物だと明示せず本物の画像を提示するケースも報じられる。偽物の商品を本物だと偽れば詐欺罪にも問われる。さらに、偽物だと認識して購入すれば、購入者は幇助罪に問われる。

偽造金券類で有価証券偽造罪に該当するもの
非合法なチケット転売
盗品または盗品の疑いがあるもの(盗品ではない、という事実を証明できないもの)で、盗品等関与罪に該当するもの
麻薬、覚せい剤、シンナー、トルエンなどの違法な薬物全般(市販されている医薬品の出品も禁止されている)
拳銃、ライフル、散弾銃や日本刀などの銃砲刀剣類=銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)に違反するもの
無修正の裏ビデオや児童ポルノなどの猥褻物(使用済み下着、制服などの出品も禁止されている)
また自転車操業で、客から代金振込みを待って商品仕入れする業者も見られ、このようなケースでは業者が破綻した際に、先に振り込んだ代金が業者の持つ負債により、業者ごと「消える」という事態も発生している。

最近ではオークションサイトを運営する企業側の管理責任も社会的に取りざたされはじめ、Yahoo!オークションにてプレミアムショップとして登録された業者を利用し詐欺に遭った被害者573人がヤフーにも管理責任があるとして、約1億円の損害賠償を求める訴えを名古屋地方裁判所に起こしている。

2006年12月には、Yahoo!オークションストアに登録していた「家電ドットコム株式会社」が落札金額を受け取っておきながら商品を発送しないという被害が急増。落札件数は1,713件、落札総額は約1億9,440万円に達するとしている。そのうち、被害を受けたのは989件、被害総額は約8,786万円としている。Yahoo!側は被害に対して補填すると説明した。

オークションサイトの相互評価システムを悪用したケースも見られ、悪質な出展者が複数取得した自分の・またはフィッシング詐欺等で盗んだアカウント(利用権)を使って、あたかも優良な出展者であるかのように自己評価を上げたりした事例では、数多くの優良な取引実績のある出展者だと誤認、騙されるケースも出ている。なお、このようなケースでは、評価が書き込まれている時間が不自然な時間帯(平日の昼間など)に集中している・評価内容の文章や評価者の自己紹介プロフィールに不自然な点が見られる等の特徴も見られる。

警察としてもこれら詐欺行為に対し捜査はしているものの、詐欺者が今まで取引されたオークション全てを調査しなければならず、多量の時間を掛けなければならない為に、警察でもほとんど立件出来ないのが現実で、被害者も泣き寝入り状態であり、早急な法改正や本人確認の強化が必要だといわれている。

なお、不動産や中古車のような高額かつ購入後に公機関への諸手続き(登記、ナンバープレートの登録など)が必要な商品のネットオークションでの購入については、出品者の対応以外にも、できれば現地に出向いて実物をチェックするなど慎重に進める方が良い。

ちなみに盗品が出品されているのに気付いた被害者が、オークションサイトの管理側に訴え出たにも拘らず管理側の対応が遅く、結局として盗品を出品した人物に逃げられてしまうとのケースも発生している。当初はそういった違法行為向けの対策が全くなされていなかったが、現在Yahoo!オークションでは知的財産権保護プログラムを導入している(参考リンク)。ただ、これらの対応も被害者が届け出て初めて判明するケースも多く、相当数の盗品・不正流通品などが出回っている可能性もある。


Reference from Wikipedia



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